留学を決めて知り合いに話をすると、たいていこんな質問を返された。
「で・・ウェールズって、どこ?」
英国にあって、イングランドの西で・・と答えると「あぁ、イギリスね!」と言われてしまう。
そもそも、『イギリス』という言葉が問題だと思う。
英国は、正式名称を United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland という。
略称は、UKだ。
・イングランド
・スコットランド
・ウェールズ
・北アイルランド
これら4つの国から成り立っている。
UK及びイングランドの首都は、ロンドン。
スコットランドの首都は、エジンバラ。
北アイルランドの首都は、ベルファスト。
そして、ウェールズの首都が、カーディフだ!
カーディフは、ロンドンから西へ約240km。
長距離バスだと約4時間、列車なら約2時間。
ウェールズ以外の国々は英語が国語だが、ウェールズは、ウェールズ語も使う。
公共の施設全ては、2ヶ国語表記だ!
頭では理解していても、ウェールズ語を読むと、まるで読めず途方に暮れる!
カーディフ中心街にあるビュート公園出入口の案内板
英国を象徴するような広々とした平野は少ないが、ウェールズは自然豊かで海岸線も山も美しい☆
ウェールズ政府のホームページは、ここ。
ウェールズがどんなところなのか理解するには、画像を見てもらうのがいいと思う!
ウェールズ国内には、すばらしい国立公園が3つある。
多くの英国人が休暇先にウェールズを選ぶくらい人気がある!
留学中、私は4回旅をしたが、ロンドン行きを除く3回はウェールズを見て回った。
・クリスマスホリデー中、7日間、西ウェールズを車で旅行。
・3月の週末2日間、フラットメイトとブレコンビーコンズを車で旅行。
・語学学校終了後、22日間、北ウェールズ~南西イングランドを車で旅行。
それぞれの旅については、別の記事に書くつもり♪
ウェールズ人は、明るくフレンドリーな性格の人が多い。
カーディフは港町なので、特に外国人に対しての垣根がなく生活しやすい!
地方へ行くと更にフレンドリーさが増して、細い田舎道を走っていると突然、声をかけられる。
何事か?と思って車を停めると、「大丈夫ですか?道を間違って困っているんじゃないですか?」と心配してくれているのだ。
愛犬と散歩していた男性だった。
1人旅だと話し相手がいないので、ちょっとした会話ができるのもすごくうれしい♪
ペットは飼い主に似るというけど、ウェールズの犬たちは飼い主に似てフレンドリーで可愛い♪
いったい何匹の犬の写真を撮っただろう!と思うくらい、たくさんの写真を撮った。
行儀が良くて、おりこうだから飼い主に「写真を撮ってもいい?」と頼むと、ほぼ100%許可してもらえる。
しかも、「さあ、〇〇ちゃん、いい顔して!ほら、こっちを向いて!」と声をかけたり、指を鳴らしたりして協力してくれるのだ☆
ウェールズ人の愛国心はとても強い!
街じゅうにウェールズ国旗がはためき、地元でラクビーの試合やフットボールの試合があると国内からファンが集まり、街がシンボルカラーの赤で染まる。
今年の秋、日本でラグビーワールドカップが行われる。(2019年7月現在)
これは、偶然にしてはデキすぎている!
しかも出発直前、私たちの街がウェールズナショナルチームのキャンプ地の1つに選ばれたと知り、縁を感じた☆
歩行者天国にあるラグビーワールドカップ日本大会の宣伝幕
6ヶ国対抗試合でウェールズが優勝した後、記念写真コーナーに多くのファンが集まったところ♪