ビューマリス城

スノードニア滞在5日目、カーナヴォン城を満喫した後は、メナイ海峡を渡ってビューマリス城を目指す。
ラウンドアバウトで、曲がる道を間違ったおかげで良いことがあった!

最初は道が混んでいたので、しまった!と思ったけど、これは自然渋滞で2車線の道路が1車線になるために起こったものだった。

幸運にも、1つ手前の道から入ったので、右手にメナイ吊橋を見ることができた!
本当ならメナイ吊橋を渡っていたはずだ!

メナイ海峡を挟んで、アングルシー島とグレートブリテン島をつなぐ吊橋が1826年に完成するまで、島民は流れの早い海峡を泳いで、主要産業である家畜の売買を行っていたそうだ。

途中で家畜が溺れてしまう事故が、よくあったという。
日本なら橋ができる前は、渡し舟があると思うけど・・

美しい吊橋を見るのは、とても楽しみだった☆
渡っている橋は写せないけど、手前の橋を渡ればチャンスがあるかもしれないと思っていた。
残念ながら新しい橋(ブリタニア橋)は駐車スペースが全くなかったので、横目で見るだけ・・

橋を渡ってしばらく走ると、右前方にメナイ吊橋が見える道路沿いに駐車場があった。
写真撮影用の駐車場は非常に少ない英国なので、とてもうれしい!
海峡と美しい橋を写すことができて、ラッキーだった♪

ビューマリスへ向かう途中に、世界でいちばん長い名前の駅がある。
19世紀末、観光客集めのために付けられたらしい。
先見の明がある!

 

世界一長い駅名!
Llanfairpwllgwyngyllgogerychwyrndrobwllllantysiliogogogoch
赤い洞窟の聖ティシリオ教会のそばの激しい渦巻きの近くの白いハシバミの森の泉のほとりにある聖マリア教会、という意味

 

海岸沿いの道は狭く、大型車が離合する時は、どちらかが停まって道を譲らないといけない。

私の前方から来る車がパッシングしたので、私が何か悪いことをしたのか?と思ったら、その先で警察が速度違反の取り締まりをしていた。

日本と同じで、ドライバー同士助け合うんだ♪
もっとも私は、こんな狭い道を50マイル(約80km/h)で走ることなどできないけど・・

ビューマリスの街は、スランディドゥノに似ていた。
可愛いヴィクトリア朝風の家が並び、ちょっと歩いてみたい気になる♪

ちらりと城壁が見える場所にパーキングの文字があったので行ってみたが、どうも城見学者のための駐車場ではない。
城に近い方の駐車場へ移動する。

こっちも、ほぼ満車で図書館利用者のための場所と一緒になっている。
駐車料金を払っていれば文句は言われないだろうと思って、空いているところに車を停めた。

ビューマリス城も入口がきっちりしていて、チケット係のおじさんは、「今週、他の城を見たか?」なんていう、ヘンな質問をする。
私は素直だから、ちゃんと答えたけど・・

帰国して分かったが、たまたま私が選んだウェールズの城には『グウィネズのエドワード1世の城郭と市壁』という世界遺産の城4つが全部、含まれていた。

 

グウィネズのエドワード1世の城郭と市壁
・13世紀にイングランド王エドワード1世によって建てられたウェールズの4つの城(ビューマリス、カーナヴォンコンウィハーレフ)の総称で世界遺産。
・全ての城は軍事要塞で、征服されたとはいえウェールズの反抗がいかに激しかったかを物語っている。
・城の設計は全てマスター・ジェイムズと呼ばれた1人の建築家のもの。

 


城壁の上から見た正面入口と街並み

ビューマリス城は、周りに堀がある。
敷地は、それほど大きくないけど雰囲気がいい!

円柱形の連続みたいな独特の形だ。
こういう建て方を『二重環状城壁』と呼ぶそうだ。

後にヨーロッパ各地で同じような形の城が造られたという。
残念ながら資金不足のため、1320年で建築は中止されたので、一度も使われていない城だ。

 

裏山の丘陵地には、馬がたくさんいた。

城壁の上を歩けるみたいで、塔の上から見たら1人で歩いている男性がいた。
ところが、どこから上がれるのか分からない・・

入口横まで戻ってから上がったが、実は、ちょうど半周したところにも出入口があった!
以前は一周できていたようで、途中の階段は封鎖されている。
入口から入って左半分は、城壁歩きができる!

週末、何か催し物があるのか城の裏手にテントを作って、男女ペアが昔の衣装を着てジャグリングの練習をしていた。

女性は、素足だ!
暖かいとはいえ、まだダウンコートが必要な時なのに・・

何故か城壁上の通路にデコボコの石を敷き詰めているので歩きにくいこと、この上ない!

カーディフ最後の日に、同じような小石を敷き詰めた場所を見つけた韓国人クラスメイトのソンジュンが、靴を脱いで歩いてみせたのを思い出した。

フランス人のウイリアムは「何のためにそんなことをするのか?」と不思議そうに見ていたなぁ・・
足つぼを刺激すると、体調が良くなると説明するのが大変だった!

城は円柱の塊みたいな作りなので、城壁沿いにも円形の空洞がたくさんある!
これをどう使うつもりだったんだろう?
どう考えても円形の部屋なんか、使い道が悪いと思うけど・・

よく考えたら、これまでに見たウェールズの城の部屋は、円形が多かった!
何で?
いつから部屋が、四角になったんだろう?

城の中でいちばん大きな部屋がある未完成の部分に、ハープ型の楽器を置いてある。
ほかを見学中、どこからか聞こえる音を不思議に思っていたが、コレだった!

子どもたちは、ちゃんと行列(キューと呼ぶ)を作って順番を待っている♪
1人ひとりが満足するまでやっているので、けっこう時間がかかる・・

塔が少ないので、それほど疲れなかったけど、カーナヴォン城で散々歩いた後なので、適当なところで引き上げることにした。
どこかでお茶でも飲みたい気分だけど、今回に限って駐車料金を1時間分しか払っていないので、あきらめて戻る。

ビューマリスの街を出る時、車の前に大きなごみ収集車がいたが、ちょうど曲がり角のホテルかパブみたいなところで停まってしまった!

反対車線に出て追い越そうと思っても、先が見えないので怖くてできない。
その上、反対車線の先頭の車が数台後にいる大型トラックが塞いでいる道に曲がりたいので停まってしまい、両側とも大渋滞!

大きなゴミ箱を持って路地から戻ってきた収集車のスタッフは、それを見ても驚かない。
空になったゴミ箱を元に戻して、何食わぬ顔で車に乗り込んで出発!
英国ドライブをすると、忍耐力が育つ☆かも。

まだ昼過ぎだけど、これからホーリーヘッドまで行くと、往復だけで2時間近くかかるのであきらめることにした。
この周辺は、ずっと渋滞しているから、夕方になったらもっと渋滞する可能性がある。

ビューマリス城は、周辺観光と合わせて楽しめる!

ビューマリス城へのルート