Plas tan-Yr-Allt の朝食は、すばらしい!
これまでに食べた英国での朝食で、最高レベルだ。
朝食ルームには大きな窓があり、3つのテーブルがゆったりとした間隔で配置してある。
私の英国七不思議の1つ・・何故か、食堂が寒い。
レジデント(寮)のキッチンも暖房がなくて寒かったが、これが伝統みたいだ。
冬の旅行は、暖かい羽織りものやショールを持って、朝食へ行った方がいい♡
テーブルマットの代わりに、ウェールズ特産のスレート板を置いてある。
黒いスレート板と真っ白な食器が大人っぽい。
カトラリーは、ずっしりした高級品☆
ただのステンレス製じゃないと思う。
部屋の隅に置いてあるテーブルもアンティークだろう♪
ジュースやヨーグルトを選んで待っていたら、マークが飲み物を訊きに来てくれるので、紅茶かコーヒーなど好きなものを頼もう!
朝食メニューは、豊富だ。
フルウェルッシュブレックファストはもちろん、聞いたことがない卵料理もメニューにある。
英国で唯一美味しい料理は、朝食!と言われるくらい有名だ。
イングランドでは、フルイングリッシュブレックファストと呼ばれる。
ウェールズでは、フルウェルッシュブレックファストと書いてあることも多い。
豊富なメニューから好きなものを選んで食べられる豪華な朝食だが、注文にはちょっとしたコツがいる。
詳しく知りたい人は、こっちを見てね♪
私にとって残念だったのは、生のフルーツがベリー系ばかりだったこと・・
仕方なくバナナを選んでいたが、とても立派で大きな房。
1本丸ごと食べると、お腹いっぱいになってしまう!
そこで、「半分にカットしてもらえる?」と頼んだ。
初日は、カットした半分をテーブルに残したら、翌日から半分だけをカットして持って来てくれるようになった。
残った半分は、誰かのおやつになったのか?
さて、フルウェルッシュブレックファストは、ソーセージとハムがとても美味しかった!
ソーセージは、英国風ぐんにゃりソーセージではない。
プリプリした歯ごたえで、大きさも日本のソーセージに近い。
ハムは塩辛いので1枚にしてもらうか、パスしようと思う・・
ある日、エッグベネディクトを注文する女性客がいた。
名前は知っていても、食べたことがないので興味津々で見ていたら、とても美味しそう☆
初めて食べたのは、半分に切ったマフィンの上にハムとポーチドエッグそしてマヨネーズ風のソースがかかったボリューム満点のものが、2つ!
こってりしたソースだけど、酸味があるので食べやすい♪
ポーチドエッグにナイフを当てると、中からトロリと美しい黄身が流れ出る☆
翌日からは、1つに減らしてもらい、最終日まで毎日食べた。
朝食ルームで別のゲストに会うと、ほとんどの人はちゃんとあいさつしてくれる。
中高年のゲストは、特に礼儀正しい☆
ある日たまたま、同じ時間に降りた時、どこに座ろうかとお互いに相手を見ていたので、私が窓側の席を譲った。
そのようすを見ていたマークが「せなは、いつも遅いから窓側の席は取れないんですよ!」と笑う。
カップルの女性が「あら、じゃあ明日の朝は、あなたがここに座ってね♪」と言いながら、窓側の席へ座った。
英国人にとっては、窓から見える景色も味のうちなんだろう!
ほぼ、100%カップルで宿泊するので、みんな風景を見ながら楽しそうに食事している。
一週間の間に一度だけ、女性客がひとりで1泊したのを見たけど、残りは全員カップルだった。
朝食時間は、情報収集のチャンスだ♪
ほかの宿泊客が質問していることも、さりげなく聞いておくと役に立つ。
私は英語があまりできないことを伝えていたので、近隣の観光地をファイルにして準備してくれていた。
真っ赤でステキなファイルだ☆
滞在中は、このファイルを車に積んでウロウロした♪
観光施設のパンフレットには割引券が付いているものもあり、お得な料金で見学できる☆
予約が必要な場合は、お願いすればやってくれる。
私はスノードン登山鉄道に乗るのが目的のひとつだったが、ちょうどイースターホリデーと重なってしまい、予約が取れないことが分かった!
すでにチケットは売り切れていて、頂上まで行けないそうだ。
途中までなら行けるらしいが、それじゃ意味がないので、登山鉄道はあきらめた!
前日までに予約をしなければいけないのに、天候がコロコロ変わるのでタイミングを逃したこともある。
旅では、計画通りにいかないことが多い。
どこで折り合いをつけるかがむずかしい・・
以前は、絶対に行きたい!見たい!という欲求が強かった。
しかし最近は、別のプランでもいいか♪と思うことが増えた。
ウェールズに関しては、日本で得られる情報が少なく、それが最高の内容とは限らない。
現地で得た情報の方が良い場合が多いので、臨機応変にプランを変更するのも大切だと思う!
Plas Tan Yr Allt Historic Country Houseへのルート