私がカーディフへ行った11月初旬は、クリスマスシーズン到来間近の時。
中心街のワーキングストリートにクリスマスマーケットの仮設小屋(ストール)を建てるための重機が入り、日に日に数が増えているのを見るのは、楽しみだった♪
ヨーロッパのクリスマスは、多くの日本人にとって憧れの季節だろう☆
宗教心のない私でもワクワクする♪
しかし11月、12月は毎日のように雨が降り、あまり街歩きを楽しむ気にならなかった。
クリスマスまで、あと3日という休日にフラットメイトのパウラといっしょに買い物へ出かけた♪
この日は、めずらしく青空が広がっていたので、気持ちが良かった!
それぞれの店は、クリスマス用オーナメントやアクセサリー、チョコレート、温かい飲み物、手作りの小物などいろいろな商品を扱っている。
私が入ったのは、白い磁器のマグカップや皿を売るストール。
前から自分のマグカップがほしかった!
寮に備え付けのオレンジの花模様のマグカップも悪くないけど、自分専用がほしかったのだ。
ラグビーをしている男たちのお尻がプリントされたマグカップがおもしろいけど、毎日見るのもどうかと思う・・
トナカイの顔とウェールズ語のクリスマスおめでとう!という文字が入ったものを選ぶ。
£12だから決して安くないけど、持った感じが重すぎず、気に入ったから思いきって買った!
パウラが、ハートのマークが入ったマグカップの名前を見て、店主に「誰のことか?」と訊いたら、好きな名前を入れられると分かった。
「明日取りに来るから!」と言って、申込用紙にプレゼント相手の名前と、自分の名前や電話番号を記入していた。
親友アンナへのクリスマスプレゼントに持って帰るという♡
パウラは、カーディフに来てちょうど1ヶ月だが、クリスマスはイタリアへ戻る。
2人ともお気に入りを見つけて大満足♪
ブラブラ歩いていると、チーズの店があった。
パウラが動かない!
彼女は、大のチーズ好きなのだ☆
「食べてみる?」と誘うので、いちばん量が少なそうな3種チーズ&ガーリックブレッドを選ぶ。
待っている間に前の客の分ができ上がり、バーナーで熱したラクレットチーズをトロリとジャガイモにかけているのを見たパウラは「私はトラディショナルにする!」と宣言☆
とろけるラクレットチーズをかけたジャガイモとサラダ☆
3種チーズ&ガーリックブレッドは、最後にトッピングを訊かれたので悩んでしまった・・
パンは、想像以上に美味しかった!
量が少ないから、ランチにちょうど良かった☆
パウラは、「クリスマスが終わるまでにまた来る!」と言うくらい気に入ったようだ。
チーズに対する愛情は、すごい♪
翌日、マグカップを受け取りに行ったら店主が「あ~、パウラ!アンナのカップだね?はい、ここに準備してあるよ。」と言って見せたが、パウラは、しっかりしている!
マグカップの底を見て「ここが欠けているわよ。今、落ちたのを見たから」と磁器の破片を拾って見せた。
すると店主は「おや、何てこった!どこに住んでいるんだったっけ?明日、そこへ新しいマグカップを届けるよ」と言う。
そして、欠けたマグカップをパウラに渡して「これは、良かったら持って行って!」と言った。
たしかに欠けていたのは事実だけど、それをタダで渡すなんていい人だ☆
さて、用事も済んだので「どうする?お腹が減っているんじゃない?」と訊くと、「ライオンみたいにお腹が減った!」と答えるパウラ♪
市場で食事をしようと誘われたけど、とても入らないので断ったら、ソーセージスタンドで食べると言うので、一緒に行く。
ドイツBBQスタンドとクリスマスストールが並ぶ通り。
日常会話に困らないパウラは、ソーセージを焼いている男性に注文しようとするけど「隣りで注文してね」と言われて、キョロキョロしている。
私が「ここで支払うんじゃない?」と教えると、「来たことがあるの?」とビックリするから、「いや、そこに書いてある・・」と説明。
ここでもパウラは、受付のおばさんにソーセージを食べたい!と言って、「メニュー表があるから、選んでから注文してね!」と言われてしまった。
会話ができると、逆に回りに目が行かないのかもしれない。
パウラが選んだのは、ノーマルなドイツソーセージ☆
私は大き過ぎて食べたことがなかったけど、炒めた玉ねぎを敷いた上にソーセージを乗せていて美味しそうな匂いがする♪
雨が降っているので、私が軒先に立ってパウラがマスタードを付けやすいように、傘を持ってあげる。
彼女はケチャップなしで、マスタードをたっぷりかけていた。
お腹が減っていたんだろう!
ガブっと食べたら、首に巻いているマフラーにパンがたくさんくっついてしまった!
食べる間に、両手もマスタードだらけ♪
私がウェットティッシュを渡すと「まるで、子どもみたいねぇ!」と豪快に笑う。
パウラが食べ終わるのを待っていると、ホットドッグを買ったおじさんがソースをかけようと、悪戦苦闘していた。
片手にホットドッグを持って、片手で大きなボトルをひっくり返してかけるのは大変だ!
上手くできないので、「手伝いましょうか?」と彼のホットドックを持ってあげたら、好きなだけケチャップとマスタードをかけていた。
「ありがとう!」と笑って、持って行く。
簡単な英語しかできなくても、手伝えることはある!
お腹が空いていたパウラでも、持て余すくらい大きなホットドックだったので、食べ終わるとちょっとウンザリしたようすだった。
私は残すのを覚悟して、注文することになりそうだ!
でも、美味しそうだから、一度は食べてみたい♡
ウェールズのクリスマスは、美味しくて楽しい思い出がいっぱい!