東莱ハルメパジョン

東莱(トンネ)は、中世から日本統治時代が終わるまでの長い間、地方官庁が置かれた。
外交の窓口として栄えた場所だ。
私にとっては、温泉の街というイメージが大きい!

ここに韓国ではめずらしく80年以上の歴史を持つネギチヂミ専門店がある。
それが、東莱ハルメパジョン!

日本では、チヂミという呼び名が一般的だが、これは慶尚道の方言。
韓国の標準語では、ジョンという。

ネギ(パ)のジョンだから、パジョン♪
ハルメは、釜山がある慶尚道地域でよく使われる言葉でおばあちゃんの意味。

日本語にすると、東莱おばあちゃんのネギ焼きかな?
釜山へ格安航空が就航した時、すぐにチェックした店のひとつだ。

歴史のある飲食店が極端に少ない韓国では、貴重な店だから興味があった。
しかし、この店の口コミは二極化している。

食感がふつうのチヂミと違い、トロッとしているのが理由らしい。
どちらかというと、カリっとしたチヂミが好きな私は敬遠していたが、辛いものが苦手な母のために訪問してみることにした。

4代続く伝統的な店だが、改築してオシャレな感じになっている。
以前は分かりにくい場所だったようだが、チャータータクシーの運転手は、迷わず店の前まで案内してくれた☆

店内は、昔ながらのオンドル床に座る座敷タイプと、テーブル席に分かれている。
日本人だと分かると、日本語メニューを持って来てくれる。

コース料理もあるけど、3人以上じゃないと利用できない。
あまりお腹が空いていないので、パジョンだけ注文♪

パジョンは大中小あり、中で₩30,000もする!
約3,000円というのは、物価の安い韓国ではかなり高値。

運ばれて来たバンチャン(無料おかず)は、上品♡
白菜や数種類の野菜のサラダは、ピリ辛味でサッパリしている。
黒ゴマソースがかかった豆腐やキャベツとエゴマの甘酢和えも美味しい!

小さな餅菓子みたいなものは、デザートだろう。
最後まで残しておくことにする。

やがて運ばれたパジョンは、卵白が固まった状態だ!
ふつうのチヂミと違って蒸し焼きにするので、箸でつまもうとすると、ズルッと崩れそうになる。

一口食べた母は、「美味しいねぇ!」と言う。
その言葉を聞けただけで私は、充分♡

食事の最後に、ドロッとした飲み物が運ばれた。
何だかよく分からないけど、カボチャのお茶かな?


昔、東莱はネギ畑が多く、美味しさで知られていた。
現在は、専用の畑で栽培された新鮮なネギを使用しているという。

東莱パジョンの特徴は、米粉を混ぜた粉で作ることと、一般的なチヂミに入っているイカを使わないこと!
こだわりのある味には違いないが、やはり好き好きがある。

メインのパジョンは、私好みではないが、おかず類やデザートは満足度が高いので、価格は納得できる☆

子どもや年長者向けの食事メニューを探している人におススメ!

東莱ハルメパジョンへのルート