2019年の元旦を西ウェールズの港町で迎えた私は、海岸線を1人でドライブした。
思いがけない場所で絶景を眺め、新鮮な海風を思う存分吸ってリフレッシュできたので、次の絶景を求めて移動することにした。
この辺りは、全く電波が飛んでないようで、地図を確認できないから、ひたすら前方に走る。
しばらく走ると、昨日走った道路に出た!
英国の田舎をドライブする時は、目的地までのルートをダウンロードしておこう!
同じ道路を走るのはおもしろくないので、右手に見える丘へ向かう。
何とかキャッスルという地名を見て「城を見てみよう!」と思ったのが大間違い!
今、冷静に考えるとキャッスルという地名だから城があるとは限らないのに、その時は城がある!と思い込んでいた。
キレイな景色は楽しめたけど城は見つけられず、トイレへ行きたくなったので、やむを得ずいちばん近いセント・デイヴィッズへ向かった。
田舎で困るのは、トイレがないことだ!
男性は奥の手があるから、いいけど・・
郊外ドライブでトイレが必要な時は、パブを利用しよう!
パブは、正式名をパブリックハウスというように、トイレを借りることができる。
とは言え、何も注文しないのにトイレだけ借りるのは、ちょっと気が咎める・・
私は、コッツウォルズで一度だけ利用したことがある。
不審者を見つめる羊
上の写真は、高い塀の上からカメラだけ差し出して写したもの。
画像を確認するまで何が写っているのか、分からなかったが、こういう撮り方もおもしろいと思う♪
どこまでも広がる緑の向こうに海がある!
A487号線を走ると、すぐにセント・デイヴィッズへ到着できるので、知らない田舎道で探すより手っ取り早い。
一般道路なのに、時速50マイル(80km/h)で走っても、後ろから来た車にビッタリくっつかれる!
まだまだウェールズでの運転に慣れていない私は、すみやかにウインカーで合図して道を譲る。
すると、一気に加速して走り去っていく!
2日続けてセント・デイヴィッズへ来てしまったが、ステキな街なので気にしない。
昨日、気になっていたパスタを食べたくて、ホテルのレストランへ入った。
ところが、表にあったメニューは最新版じゃないようで、受け取ったメニューにパスタはなかった。
メインは、どれもガッツリ系で食べたくないので、スタッフの女の子に「前菜とデザートだけでも、いい?」と訊くと、「構いませんよ」とニッコリ笑ってくれた。
英国料理は、日本人にとって量が多過ぎる場合が多い!
昔と違って今は、コースにこだわらない店が増えているので、スタッフに単品で注文できるかどうか、訊いてみよう。
前菜だから少ないだろうと思った『ハドックの温玉のせリゾット』は、メイン並みの量だ。
ハドックは、タラの仲間。
白身魚はあっさりしているけど、温玉とチーズを使っているので、コクがあって美味しい♪
ハドックの温玉のせリゾット
デザートに頼んだアップルクランブルカスタードクリーム添えも、大きな器だ!
もったいないけど、英国人の胃袋にはかなわないので、白旗をあげて降参・・
少し食べてからカスタードクリームをかけたアップルクランブル
器は、ふつうのグラタン皿並みの大きさで、中に甘酸っぱく煮たりんごがタップリ入っている。
上のカリカリした部分と柔らかいリンゴ、そして甘くないカスタードクリームのハーモニーが楽しめる英国らしい冬のデザートは、私の大好物☆
帰り道、再び海を見たくて狭い道を走って海岸へ出たら、なんと女性が海岸で服を脱ぎ始めたのでビックリ!
水着姿になった女性は、怯むことなく海へ入って行く・・
唖然として、しばらく見ていたが、我に返って写真を撮った。
残念ながら、彼女の海水浴は数分で終わったので、泳いでいる姿は写せなかった。
しかし、私が引き上げようとした時、別のグループが数台の車に乗り合わせてやって来た。
男女10人以上が、車から降りるなり服を脱ぎ始めた!
どうやら、彼らもこれから泳ぐつもりらしい・・
日本でも元旦に滝に打たれたり、海で寒げいこをする人がいるから同じなのか?
私は寒さに耐えられず、車に乗って引き上げた。
St. Davids Cross Hotel
Cross Square, St Davids, Haverfordwest SA62 6SP
セントデイヴィッズへのルート