初めてのソウル旅行

初めてソウルを訪れたのは、2008年。
私は、『旅の神さま』に導かれたと思っている♡

なぜなら、前年秋ごろコンタクトレンズを購入した時に応募した懸賞でドイツ製のスーツケースが当たった!

そして新年1月、旅行パンフレットを集めに寄った会社に置いてあったお年玉クイズに何気なく応募していたら、ソウル優待旅行に当選。

無料ならともかく優待だから、やめておこうかと思ったが、この機会を逃すと当分、旅行できないかもしれないという予感があった。

前年夏、食道がんの手術を受けた父が、抗がん剤治療を拒否したため、近い将来、介護生活が始まると分かっていた・・

子育て中で海外旅行どころじゃない妹の分と2人分を申し込んだ。
姉妹旅は初めて!

福岡空港から昼過ぎの便でソウルへ向かい、3日目の昼便で戻ると言う中1日の旅だ。
日程が2月27日~2月29日だったので、ちょっと不安があった。

4年に一度の29日の発券が正常に行われるのか?
当時のコンピューターシステムは、まだまだ信用できないシロモノだった!

先に乗り込んだ妹とJR車両で合流し、博多駅から地下鉄で空港へ向かった。
ツアー旅行の悲しさで2時間前には絶対に集合しなければならないから、時間を持て余す!

当時は、まだ大韓航空も飲み物とクロワッサンサンドを提供していた。
コーヒーをもらったが気流が悪く、飲むこともできない!
揺れがひどくなったので、飲み物サービスを途中で中止してCAも着席。

久しぶりの飛行機で気分が悪くなり、飲み物サービスでもらったオレンジジュースも喉を通らない状態・・
しかし、周りを見ると、ムシャムシャとクロワッサンサンドを食べているツワモノもいる!

ハムとチーズを挟んだサンドイッチだけど、この状況でよく食べられるものだとうらやましくなる。
横を見ると、妹も平気な顔で食べていたから、ビックリ!

ホテルは、梨泰院(イテウォン)にあるクラウンホテル。
ソウルの繁華街・明洞(ミョンドン)まで、地下鉄だと乗換が必要で30分かかる。
初心者向けの場所じゃない!

格安ツアーは、自分の好きなホテルを選べないのが難点だ!
この経験から、ツアーを利用する場合は旅行会社が決めたクラス分けじゃなく、個別にホテルを選べるものが良いと分かった。

宿泊するホテルが旅行直前まで分からないのは困る・・
食事をする場所も決められないからだ。
安さだけで選ぶと、満足度の低い旅になる!

姉妹揃って食いしん坊なので、食べるだけが楽しみの旅だった。

絶対に食べたい韓国料理は、3つ!
・里門ソルロンタンのソルロンタン
・三清洞スジェビのスジェビ
・ポドナムチッのチュムルロッ(牛焼肉)

3つの店は、どれも期待を裏切らない味だった☆

ソルロンタンは、牛骨スープの中に牛肉、ご飯、素麺が入っている。
最初に食べた時は、取り合わせが衝撃的だった!

サッパリしたスープは、テーブルに置いてある白菜キムチと大ぶりにカットしたカクトゥギをハサミで切りながら食べると本当に合う☆
あまりの美味しさに容器の半分くらいのカクトゥギを食べた気がする・・

スジェビは、トゥルンとした食感が絶妙な団子が主役で、煮干しなどでとったさっぱり味のスープに玉ねぎ、ホバッ(韓国カボチャ)、ニンジンなどが入っている。
胡椒が効いていて、寒い時は身体がポカポカになる☆

チュムルロッ(牛焼肉)
あまりの美味しさに写真を撮るのを忘れていたので、こんな写真しかない・・
ポドナムチッの韓牛は、厚切りで噛みごたえがある!

決して硬いワケじゃなく弾力があり、肉汁がジュワ~っと口中に広がる美味しさ☆
おかずも美しくて美味しい!

私が韓国にひかれたのは、2つの店を探す時、ソウルでとても親切にしてもらったからだ。
里門ソルロンタンへは、朝食を食べるためにホテルから地下鉄で鐘閣駅へ移動した。
ところが、地図を見ながら探しても見つからない!

お腹を空かせると狂暴になる妹は怒り出したが、あきらめきれず路地をウロウロ・・
その時、幼稚園児を連れた女性が歩いて来た。

サラリーマンは、遠くから通って来る可能性が高いから当てにできないが、子連れなら地元の人に違いない!と思った。

「すみません・・ここへ行きたいのですが!」と言いながら、ガイドブックを見せる。
彼女は、日本語に面食らいながらも電話番号を見つけて、自分の携帯で連絡してくれた。

電話で話しながら子どもをおんぶして、私たちを手招きする♪
ずっと、店の人と話しながら歩いて行ったのは、何度も通った場所だった。
向こうからもエプロンを着けた女性が電話を持って歩いて来る!

「あそこですよ!それじゃ、これで・・」と背負っていた子どもを下した。
朝の忙しい時に、わざわざ遠回りしてくれた優しい女性にお礼を言いたいけど、知っているのは「カムサハムニダ!(ありがとうございます)」だけなので、何度も言った。

明洞でショッピングをした後、三清洞(サムチョンドン)へ移動しようと地図を見ながら妹と話していたら、声をかけられた。
若いサラリーマンが英語で話しかけてくれたのだ!

「ここへ行きたいんです!」と店の住所を見せると、地下鉄での移動法を教えてくれた。
「でも時間がないからタクシーで行きたいんだけど・・」と言うと、近くのタクシー乗場まで同行して、運転手に「この住所まで連れて行ってほしい」と伝えてくれた。

ここでも「カムサハムニダ!」しか言えない私たちを「Have a nice day!」と笑顔で送ってくれた。

同じ日に、二度も親切にされたことで、すっかり韓国人に惚れてしまった♡
この経験が、その後韓国へ通い続けるきっかけになったのは間違いない!!