【グリーンウェイ】アガサ・クリスティの別荘

トーキー滞在2日目。
朝食後、パンフレットを取りに宿の受付へ行ったら突然、土砂降りの雨になった!
すっかりやる気をなくして部屋に戻り、グズグズ過ごす。

雨が降ったら、グリーンウェイには行けない!
別の場所を探さないといけないからだ。
通り雨だったのか、すぐに日が差し始めた☆

怪しい天気だけど、行くことにする!
この先、晴れるという保証がないんだから、行ける時に行かないと・・

グリーンウェイは、私が大好きなミステリー作家アガサ・クリスティの別荘だったところ。
ちょっと前まで家族が維持していて、一般公開してなかったが、今はナショナルトラストの管轄となり見学できる☆
コレを知ったら行かずにいられない♪

空を見ると、私の上空に黒い雲が集まっている。
超強力雨女の自分がうらめしい・・

トーキーから南に向かって走るが、美しい海はほとんど見えない。
日本だったら、海岸線に道路を作ると思う。

『グリーンウェイは、こっち』という看板を見つけて右へ曲がると、英国の田舎特有の細い道だった。

向こうから車が来たら、どっちかが下がるしかないなぁ・・と思っていたら、車がやって来た。
幸い、少し広い場所があったので、そこへ停まって待つ。

すれ違った車の運転手が、手を挙げてあいさつする。
こういうちょっとしたマナーが英国では、きちんと生きている☆
日本では道を譲っても、知らん顔の無礼者が増えた。

どこまで行くのか?というくらい延々と走って、やっと門に到着。
大きな屋敷には、本当に門番の家があるんだ!

蛍光色のコートを着た男性が、前の車の運転手に説明をしているので待つ。
私の番が来たので窓を開けて元気に「は~い!」とあいさつすると「名前は?」と訊かれた。
リストを持っているのでビックリ!

「予約が必要なんですか?」と訊くと、「そうだよ」と言う。
「ええ~っ、知らなかった・・はるばる日本から来たのに。」とガッカリうなだれる私。

「いいよ、ここに名前を書いてね!」と言って通してくれたので、お礼を言って駐車場へ。
だけど予約が必要なんてどこにも書いてなかった(と思う)。

スタッフが駐車場から15分くらい歩くと言っていたので、覚悟を決めて歩く。
美しい黄緑色が多くてキレイ!

木々の間から湖か川か分からないけど、水面が見える。
美味しそうなクリームソーダ色・・何で、こんな色なんだろう?

雨が降った後なので、道がぬかるんでいる。
入口では、ナショナルトラストの会員かどうかを最初に訊かれる。

会員証があれば、タダで入れるからだ。
昨夜、悩んだけど、カードをすぐに発行してもらえないだろうからやめた。(この考えは間違いで、入会すれば次回から申込書をカードの代わりに使える!)

入場料は、£13.6。
どこへ行っても、駐車料金込みで約£15~20くらいかかる!


温室の左側の壁に咲いているのは紫色の藤の花♡

屋敷がすぐそこに見えるけど、天気が心配なので庭を先に見ることにした。
スタッフが土と格闘している。
みんな目が合うと、ニッコリあいさつしてくれるので、気持ちがいい♪


写真はデュークオブヨークではなく、ロチェスターという種類の桃。

温室に、デュークオブヨークという種類の桃の木がたくさんあった!

蔦みたいにペタンコの状態で壁に張り付いたように育てているのは、何故だろう?
桃の実ができたら、壁に当たって傷むと思うけどなぁ・・

上の方にトップガーデンというのがあるみたいだが、歩きすぎると疲れるのでパス!
屋敷へ入ると、スタッフが「セルフガイドをしてくださいね!」と言いながら、ミニファイルを渡す。

後ろから来た男性は私とペアにされて、困惑していた。
私も困るので、自分の分をもらった。

玄関を入ると、左手に居間がある。
なんと、アガサはプロのピアニストになるレッスンを受けていたそうだ!

ところが家族の前でも演奏できないくらい恥ずかしがりやなので、演奏家になれなかったという。

ピアノは、スタンウェイだ!
鍵盤の右上に『ロンドン・セルフリッジ』と書いてある。
セルフリッジデパートで購入したんだろうか?

「誰かピアノを弾ける人はいませんか?」と、スタッフが言う。
後から入って来た男性が「彼女はピアノを弾けるよ」と自分のツレアイのことを言う。

「あら、ヤダ!いやよ」と最初は言ったけど、スタッフが「どうぞ、弾いてください!」と言うと、椅子に座って軽い曲を弾いた。
その場にいた人たちがみんな拍手する♪

楽譜なしで弾けるんだから、すごい!
こういうタイミングを逃さないところが、私は運がいいと思う☆

2Fへ上がろうと階段へ行くと、手すりのラインがきれいなので、写真を撮りたい♪
でも人が多くて、なかなかチャンスをつかめない。

イースターホリデーは終わったのに、小さな子ども連れも多い。
幼稚園は休ませれば済むから、時期をずらして安く旅行をしようと考える人だろう♪


小物入れだろうか?左手前にポアロとミス・マープルの顔もある♪

子どもがいると助かることもある。
傍にいた小さな女の子が、引き出しを1つ1つ開けたので、中を見ることができた!

再婚相手のマローワンの発掘調査のようすを写した写真もあった。

いちばん驚いたのは、アガサの仕事場が小さな部屋だったことだ!
もっと立派な書斎で大きな机を使っていたと思っていた。

イスは、およそ快適とは程遠い代物だ・・
物置みたいな狭い部屋で、右手にファックス、左手にタイプライターがあり、中央にペン立てなどが並んでいる。

机の奥行もごく普通のサイズだった。

ベッドルームは、ダブルベッドの横に子ども用のベッドが置いてある。
本当に同じ部屋に寝ていたんだろうか?

英国では、小さい頃から自分の部屋で過ごすのが当たり前だと思っていた。

食堂は、夏用と冬用があるのがおもしろい!
英国では夏でも冬でも食堂は寒いんだから、わざわざ分ける必要があるとは思えないけどなぁ。

太陽が差し込む向きを考えているのか?

ドアストップに使っている黄金色の蛇がオシャレで気に入った☆

チケット売場のスタッフが「アガサファンなら、ぜひボート乗場へ行ってくださいね!」と言っていたので、かなり遠いけど行ってみることにした。

途中、急に雨が降り出した!
春物のコートを着ていて良かった。

フードが付いていて防水加工なので、少なくとも雨が染みることは、ない。
雨は、すぐに止んだのでバッグが湿った程度で済んだ。

アガサが小説を書くのに悩んだ時、ここを歩いて気分転換したんだろうなぁ・・とぼんやり考えながら歩く♪

ショッキングピンクの大きなツツジみたいな木があった。
韓国のチンダレにも似ている☆

途中で、両側に分かれる道があり『右はバッテリー経由』、左は『直接ボート小屋』となっている。
バッテリーとは何ぞや?

充電器なワケはないよね?と考えていたら、右側から初老のカップルがやって来たので、訊いてみた。
「どっちの道がいいですか?」

すると、「右側がいいよ。道が急だけど近いから」と教えてくれた。
ベビーカーや車イスの人は左を使うんだろう。
バッテリーとは、砲台のことだった!

2つの砲台がある小さなスペースから川が見える。
写真を撮りたいけど、いちばん良い場所に子連れがいて動かないから、あきらめてボート小屋へ移動する。

犬は、とても可愛かった。
母親はベンチに座って休んだまま、犬やツレアイをコントロールしている!
すごい!!

ボート小屋は、ボートを中に引き入れるようになっていて、階段を下りるとそのままボートに乗れる仕組みだ。
半円形の窓の光が水に反射してきれいだけど、水は汚い。

上の床がきしむ音がするので2Fがあるはずなのに、どこからも行けない!
外側をグルッと回って階段を上がると、別の道から2Fへ行けることが分かった。

私が入ると、口いっぱいにお菓子をほおばった女性がいた。
お昼になって、お腹が減っていたんだろう♪
彼女は、解説をするスタッフだった。

暖炉では、本物の木を燃やしていた。
周りにソファが置いてあり、テーブルにアガサの本が置いてある。

デビッド・スーシェの写真があったので見たら、ここで撮影をした時のものだった!
さっき見て来たバッテリーでも女性と一緒に写っているし、アガサの家の周りでも撮影していた。

どうやら、このボート小屋周辺は、いろいろな物語の舞台に使われているようだ☆

撮影風景を見ると、デビッドは周りによく気が回るタイプみたいだ♡
ポアロ役の時は笑顔がほとんどないけど、実際はよく笑う人なのかもしれない。
ギフトショップには、スタッフと一緒に記念撮影した写真もあった!

ここのパンフレットは、本当にほしかった!!
何度も手に取ったけど、あまりにも分厚い本だったのであきらめた。
すでに車のトランクいっぱいの荷物があるのに、どうしようもない・・

途中で雨に降られたけど、アガサの世界を見られてとても楽しかった!

門へ戻ると、入れてくれたおじさんがいた。
「ありがとう!とても楽しかった!!」とお礼を言って、屋敷を出る。

グリーンウェイは、アガサ・クリスティファンにおススメのステキな場所だ☆

見学をする時は、トーキーのインフォメーションセンターで予約しよう。

グリーンウェイへのルート