レンコン料理フルコースを食べようと思ったのは、韓国観光公社が日本人ブロガーたちを大邱へ案内して記事を書かせたものを偶然、見たからだ。
数人のブロガーたちがいっしょに回って書いたものなので、紹介する場所は同じだ。
しかし、人によって感じ方が違うので、チカラを入れる場所が違う!
その違いが、おもしろい♪
そんな中で私がいちばん惹かれたのがレンコン料理フルコースだった♡
大邱がレンコンの産地とは、この時まで知らなかった!
もともと野菜の中でも、れんこんが大好きなので興味深々♪
日本では、レンコンを使う料理はそれほど多くないと思う。
少なくとも私が食べたことがあるのは煮物、天ぷら、きんぴら、はさみ揚げ、酢レンコンくらいだ!
フルコースにするほど料理法があるんだろうか?と思っていた。
秋の八公山(パルゴンサン)は、大邱を代表する景色のひとつ!
美しい紅葉を見て、美味しいレンコン料理を食べるのが楽しみだった。
しかし、人生思い通りにならない・・
訪れた時は朝から激しい雨!
身体の不自由な母を連れての旅なので、タクシーを1日チャーターした。
本当はガイドもお願いしたかったが、ソウルや釜山に比べると大邱はガイド料が非常に高い!
韓国観光公社の無料ガイドも大邱では見つからない。
理由は分からない・・
運転手は、住所をナビに入れて八公山へ向かった。
途中、美しい紅葉がチラホラ見えるが、雨がひどくて写真を撮っても仕方ないという状態。(泣)
ブロガーたちの写真で店の外観を見ていたので間違いない!
店内に入ると、オンドル床の広い広間に通された。
すでに数組の客がいる。
母が座りやすいように壁側の席を選んでくれた☆
石造りの壁をつたって、何とか立ったり座ったりできる。
驚いたことに座布団がヒーター付きで温かい☆
大邱は盆地で夏は暑く、冬は寒いからだろう・・
最初は外国人に慣れないスタッフだったが、すぐ日本語を少し話せる女性が来てくれた。
座るとすぐに大きな急須に入ったお茶が運ばれ、次々に料理がきた。
クレープのような九節板(クジョルパン)の皮みたいなものと包み野菜。
ナスとレンコンの天ぷらとニラ和え。
レンコンとベビーコーンの和え物。
大邱レンコンは、シャキシャキした歯ごたえだ!
レンコンのはさみ揚げほか・・
何だっけ?
えっと・・
韓国の清酒『花郎(ファラン)』。
慶州で初めて飲んでから、お気に入り♡
思ったより品数が少ないな、と思ったが、単なる勘違い!
というか、最初に並ぶのは前菜的料理と鍋だった。
そういえば、鍋を写していないな・・(苦笑)
レンコン七変化☆
カルビチム。
骨付きカルビの煮込みは韓国人の好物だけど、今さら出されても手が出ない!
それに唐辛子辛くて、私たちにはムリ・・
ここから、食事(シクサ)と呼ばれる、ご飯と汁を食べるためのおかず。
ご飯のお供たち♪
シメは、蓮の葉に包まれたご飯と汁。
栗や銀杏、小豆などといっしょに蒸したご飯は、めちゃくちゃ美味しい☆
でも、3口くらいしかたべられない・・
最後に甘いお茶と甘くないようかんのようなお菓子が出て、やっと終了!
ここまで出ると、料理を楽しむ余裕などなく、修行のような気分。
半分くらいは味見程度しか食べていない。
数品は口に合わないものがあったが、ほとんどはレンコンを使った創作料理でホントに美味しかった☆
特に蓮の葉ごはんは、おこわ嫌いの私が持って帰りたいと思うくらいだった!
それにしても、あれだけの料理を残さず食べてしまう韓国人のスタミナには完敗・・
私たちが帰る頃には順番待ちが出るほど客が押し寄せていたのに、ずっと世話をしてくれた女性スタッフは私たちが外へ出るまでずっと見送ってくれた。
店名 연향이 머무는 뜨락
住所 대구광역시 동구 진인동 228
연향이 머무는 뜨락へのルート