遺影なんて縁起でもない!という人もいるだろう。
今では当たり前になった『終活』も私が若い頃は、話すだけで眉をひそめる人もいた。
しかし、消防士だった父にとって死は隣り合わせ!
子どもの頃から死や臨終の迎え方を繰り返し家族で話し合った。
そのおかげで両親を看取る時に何の迷いもなかった。
2人とも延命治療を望んでいなかったので、医師の確認があった時もキッパリ断ることができた。
葬儀もそれぞれの希望に沿ってできるだけ簡素に行った。
最初に自分の遺影を撮ったのは、父が亡くなった後だ。
別に父の死が影響したワケじゃない・・
私は小さい頃からカメラが苦手で、「はい、こっちを向いて!」と言われただけで顔がこわばる。
遺影がヘンな顔だと、それが印象に残ってしまうのがイヤ!というこだわりで、韓国で撮影することを決めた。
理由は、いくつかある・・
・撮影料が安い。
・カメラマンは撮影技術だけでなく、客をリラックスさせるワザがある。
・好きな衣装を着ることができる。
撮影料
私が選ぶのは、メイクアップだけでなく、ヘアメイクもやってくれるところだ。
どうせならプロの化粧で写真を撮りたい♪
2~3着の衣装を着て、10,000円~15,000円くらい。
カメラマンは撮影技術だけでなく、客をリラックスさせるワザがある
これがいちばん大きな理由かもしれない!
カメラマンによって日本語のレベルは違うが、簡単な言葉は話せる。
ジェスチャーや笑顔でリラックスさせてくれるので、自然に笑顔が出るようになる♪
好きな衣装を着ることができる
せっかく韓国で撮影するんだから、やっぱり韓服(ハンボッ)を着てみたい♡
宮廷用衣装、ドラマの主人公衣装、パーティ用衣装などいろいろある。
これまでに3回撮影しているが、3回目のカメラマンがいちばん良かった!
ソウルにある『ブルームーンスタジオ』のチョン・ウンドン氏だ。
昔、フジカラーの正月CMで、お見合いを控えた樹木希林に岸本加世子が「それなりに・・」と言うのがあった・・
まさに、それなりに私の良さをしっかり引き出してくれたのだ☆
撮影枚数は、100枚を超える!
1枚ずつポーズを変えながら撮るので、けっこう疲れる・・
でも、撮影後に写真を選ぶ時は迷うくらい『それなりの』写真ができている♪
髪型は、衣装を替える度にセットしてくれる。
衣装や顔だちに合わせてヘアアクセサリーも選んでくれるので、モデル気分を味わえる♡
日本から予約できるスタジオがいくつかあるので、ぜひチャレンジしてみてほしい!
自分では気づかなかった一面を発見できるかもしれない。
釜山では、まだ日本語が通じるメイクアップ付きの写真スタジオを見つけられない・・
知っている人がいたら、ぜひ教えてほしい☆
ロッテ南浦店にあるスタジオは、衣装しか用意していない。
ここで母の遺影を撮ったが、結局は使わなかった。
大病をした直後で、顔がやつれているのが気に入らなかった・・
以前から韓服(ハンボッ)を着てみたい!と言っていたので、衣装を借りて2人で写った♪
これは、いい顔をしている♡
ソウルにあるブルームーンスタジオを紹介しておく。
名前 블루문스튜디오
住所 서울특별시 중구 삼일대로 339
블루문스튜디오へのルート