ロンドンでの食事で、最初に選んだレストランがルールズだ。
今回が、3回目の訪問となる。
外側がカリっとローストされて、中はきれいなピンク色のローストビーフは絶品☆
日本で食べるようなぺらっぺらの肉じゃなくて、厚みのある肉を噛んで食べる楽しさがある。
ここのローストビーフが大好きだけど、1人では注文できないのが難点・・
冬なので、ゲームと呼ばれる野生動物を使った料理も食べてみたい♪
結局、ステーキにするかゲームにするか、決められないまま当日を迎えた。
この日、英国全土に積もった雪のため鉄道が遅れ、ランチの予約に間に合わなかった。
しかし、メールで事情を連絡したら、夕食へ変更してくれた♡
何でもあきらめが早い私だが、留学して困難にぶつかることが多く、粘り強くなってきた!
雪は、ロンドンでは雨に変わっていたので、初日から土砂降りだった。
予約時間まで、近くのナショナルギャラリーとナショナルポートレートギャラリーを見学。
徒歩数分で、店へ到着できる♪
冬の英国は、日暮れが早い。
16時過ぎには、真っ暗だ!
コベントガーデンは、多くの人で賑わっているので、全く不安はない。
ドアマンに予約してあることを伝えると、ドアを開けてくれる。
大きな暖炉の前でコートを脱ぎながら名前を言うと、すぐ席へ案内してくれた。
コートや厚い上着はクロークへ預けることになるので、番号札をなくさないようにしよう!
入口近くにある暖炉の暖かい炎を見ながら案内を待つ。
ルールズは、ロンドンでいちばん古いレストラン☆
だが、スタッフは、外国人が増えている。
以前はテーブルごとに担当が決まっていたが、今はそうではないようだ。
ほとんどのサービスをしてくれたのは、イタリア系の男性だった。
料理を決める時、メインのラム肉とゲームの野生鴨のどちらがいいか、訊いてみたら、どっちも美味しいという答。
せっかくだから、ゲームに挑戦することにした。
ゲームというのは、英国ならではの言い方で、日本では『ジビエ』の方が分かりやすいだろう。
野生動物の料理を総称して、こう呼ぶ。
彼は、「どこから来たのか?」と訊いて、日本と答えると「昨年、京都へ行った。京都は、すばらしい!」と言い、旅の話をする。
きっと日本が好きだから、いろいろ話を聞きたかったんだろう!
ルールズは料理もすばらしいが、店の中のインテリアがいい♪
アンティークについては、あまり知識がないけど、どれも本物だと思う。
壁から天井までアンティークでいっぱい!
大好きな英国ドラマダウントンアビーの中でも、何度か登場する。
親戚のローズが結婚式をする前、お祝いに長女メアリーが兄弟を招待するのが、ルールズだった。
次女イーディスがバーティと初めて一杯飲もう!と約束したのも、ここだ。
バーカウンターのように映っていた場所は、私が座った席の傍だった♡
以前は前菜、メイン、デザートの3種類は、最低でも注文しないといけない雰囲気だった。
今は、いきなりメインでもOKなのが、うれしい♪
運ばれて来た料理は、鴨の胸肉が2つと野菜がちょっぴりのシンプルな盛りつけ!
ラズベリーみたいな木の実を、いっしょに煮込んである。
野生鴨のロースト
ニンジンみたいな色のバターナッツスクワッシュが美味しかった!
鴨肉は、焼きが不充分なのかナイフが切れないためか、とにかくカットするのに疲れてしまうシロモノだった。
途中で、スタッフが「どうですか?」と訊きに来たので「私には、ちょっとハードだ」と答えた。
それを厨房に伝えたみたいで「野生の鴨は、肉が硬いのが特徴です」と言いに戻ってきた。
「それは分かっている!この肉をナイフで全部、一口サイズに切って!」と言いたかった。
決して不味いワケじゃないのに、チカラが足りなくて美味しく食べられないことが悔しい!
あまりにも指が痛いので途中でリタイアして、アップルクランブルを注文。
今、考えると遠慮せずに言えば良かったと思う。
あの日はトラブル続きで疲れていたから、めんどうになって黙っていたんだろう・・
アップルクランブル
出て来たのは、セントデイビッズで食べたのより更に大きな器に入ったものだった!
クランブルはカリカリで美味しく、りんごも絶妙な歯ごたえで美味しかった☆
ルールズは、古き良き英国スタイルの中で、美味しいローストビーフを食べるなら、おススメできる店だ♡
格式は高くても、料金は良心的♪
予約は、店のHPで!
Rules
34-35 Maiden Ln, Covent Garden, London WC2E 7LB
ルールズへのルート