ウェールズ国立博物館

カーディフ滞在中に何度も行こうと思っていた国立博物館。
しかし、実際は3回しか行っていない・・

比較的、ヒマだった年末は雨続きだったことと、年明けからは忙しくなったせいだろう。
学校から歩いて5分くらいの距離なのに!

カーディフ市庁舎と並んで立っている国立博物館は、ロンドンの博物館と比べると規模が小さい。
しかし、規模と収蔵品の良し悪しは関係ない。

階段を数段上がって行くとホールがあり、インフォメーションでお願いすれば、日本語の立派なパンフレットをもらえる☆
右手奥は特別展示室で、私が行った時はロケットが展示されていた。

スペースシャトルではなく、地球に帰還する時は最後に燃料を切り離すタイプだ。
小さな箱だけになって、パラシュートで草原に着地するようすをビデオで見ることができる!

宇宙飛行士が3人も乗っていたとは思えないくらい小さな円錐型の箱(アレは何と呼ぶんだろう?)は、地球に突入する時に熱で溶けた外側の色が生々しい。


宇宙服姿の父親の手を握る女の子♡

船外活動用服を利用した記念写真コーナーが人気だ♪
2回目にクラスのみんな(といっても、クラスメイト2人と担任の計4人!)で行った時は、ノリのいい担任とコロンビア人エリックがおどけて写真を撮らせてくれた。

ウェールズの自然に関するコーナーは、地学、生物学などあらゆる角度から勉強できるが、むずかしすぎて良く分からない・・
動物のはく製などは、動くものもあって、子どもたちが喜びそうだ。

ウェールズで最近、めずらしい種類の恐竜が発見された時のようすは、特別コーナーを作って詳しく説明してある。


説明文の上3行がウェールズ語

恐竜が発掘するイラストがあり、ウェールズ国旗模様のピクニックシートの上に立っている。
『岩石が落下する可能性があるので、化石を探す時は断崖に近づきすぎないでください!』と書いてあるのが、おもしろかった♪

私が好きなのは、絵画や彫刻、陶磁器なので上の階へ。
歩きやすい階段を上がるのは楽でいい!
昔の城や使用人用階段を知ると、あらためて階段に適した段差や奥行に敏感になる。

美術品は国別、時代別に分けてある。
ウェールズ人作家のコーナーや、ウェールズの風景を集めたコーナーがあるのが特徴だ!


富豪の婦人を描いた肖像画

私が驚いたのは、大好きなレンブラントの絵があることだった!!
しかも、緻密なタッチで描かれた女性の絵☆

写真では分からないが、襟と袖口のレースがとても細かく描かれている♡
解説文によると、絵を科学的に分析した結果、肉眼では見えないものが描かれていることも分かったそうだ。

急ににぎやかな声がしたので、ふと顔を上げると、隣の大きな展示室に小学生たちがなだれ込んで来た!
思いおもいに床に座り込んだり寝そべったりして、自分が好きな絵について書き込んでいる。

最初は、うるさくて閉口したけど、微笑ましい光景に心が和んだ♪
英国は日本と同じように、小学生でも制服のある学校が多い。

制服といっても女の子ならセーターとチェックのスカート、男の子ならセーターと無地のズボンというシンプルなものだ。
お揃いの赤いセーターが、ウェールズらしくていい♪

おしゃべりしている子どもたちも、私と目が合うと口をつぐむ。
博物館で大声を出してはいけないということは、分かっているからだ。
どうしても友だちと校外へ出ると、はしゃいでしまうのが子どもだろう!

彼らを見ていると、本当にうらやましくなった。
子どもの時から、上質な芸術品に触れる機会に恵まれてからだ☆


美しいパイプオルガン

子どもたちがいなくなってから、隣に移ってゆっくり絵を見た。
部屋の中でいちばん目立つのは、パステルカラーのパイプオルガンだ!
ウェールズの風景を描いた作品も多い。

ドアを開けてさらに進むと、この博物館へたくさんの芸術品を寄付した2人の女性についての説明があった。

産業革命で、石炭やスレートなど価値ある工業資材を産出するウェールズには、大金持ちが生まれた。
そのお金を芸術へ使ったのが、彼女たちだったようだ!
生きたお金の使い方ができる人がいて、良かった☆


上から見ると、カラータイルを利用したデコレーションが見える♪

階段ホールを利用した彫刻コーナーは、ウェールズ人彫刻家の作品だった。


娘への愛情を感じる肖像画

5歳か6歳くらいの頃の娘をモデルにした彫刻は、愛らしい表情が生き生きとしていて気に入った♪

いちばん上にある小さな部屋には、ターナーの絵が3つ飾ってあった。
スマホでの撮影に慣れていなかったので、ブレている・・

最後に見た写真展も良かった!
たまたま女性を被写体とした写真を集めたものだったが、興味深い表情の写真がいくつかあった。

残念ながら撮影しても、周りの映像がガラスに反射して写り込むので、見ただけだ・・
世界じゅうのいろいろな女性の笑顔、苦悩、悲しみなどをとらえている☆

とても愛らしい女性を見つけた!と思ったら、マリリン・モンローだった。
正式な写真じゃなく、日常を写したものだろうか・・
こんな可愛い人だったんだと初めて思った♡


写真展入口にあったマリリンモンローの幕

ウェールズの成り立ちや芸術品に興味がある人は、ぜひ立ち寄ってほしい博物館だ!

表紙に使ったのは、ウェールズ国花・ダッフォデイルが咲き始めた早春のウェールズ国立博物館。
大きなダッフォデイルの風船が印象的だ!
暗くて長い冬の後、明るい黄色は元気を与えてくれる♡

ウェールズ国立博物館へのルート