悲観主義者と楽観主義者

学校で使うテキストは、おもしろい!
英語を楽しく学ぶ工夫が、すばらしいと思う☆

その中に『悲観主義と楽観主義』というのがあった。
悲観主義だと人生で損をすることが多く、寿命も短くなるらしい。

たしかに、くよくよ考えてばかりじゃ命も縮むだろう・・
英国人が考える楽観主義と私は少し違うけど、私が楽観主義者であることは間違いないと思う。

やっと得た仕事を突然放り出して、留学しようと考える人間が悲観主義であるはずがない!
日本に戻ったら、仕事がないのだ。
それでも「何とかなるさ~♪」と考えるから、行動できる。

一方、何かをする時、私はいつも最悪の事態も想定している。
だから多少のことがあっても「あぁ、この程度で済んで良かった!」と考えられる。

私が旅好きなのは、日常生活から離れて初めての場所へ行き、初めてのことをするのが好きだからだ。
トラブルさえも楽しんでしまう!

15年前、小学生だった姪を連れて、2人で英国旅行をした時のことを思い出す。
シリーズが始まったばかりのハリー・ポッターに夢中だった姪に、本物の英国を見せようと、卒業前に17日間の旅をした。
エジンバラから日帰りでヨークへ遊びに行った時、うっかり帰りの列車を間違えた!

この時、たまたま同じ駅に降り立ったのが、オーストラリア旅行から戻ったばかりの英国人夫婦だった。

私たちの窮状を知った夫婦は、迎えに来た息子さんに私たちをいちばん近い大きな街であるスカボローまで送るように言ってくれた。
そして定員オーバーになるため、父親は大きなスーツケースといっしょに無人駅に1人残った。

両親を迎えに来た孝行息子は、可愛い娘を連れ、見知らぬ東洋人2人を車に乗せてスカボローまで行くことになったのに、イヤな顔ひとつしない。

それどころか、駅に着くと母親と2人でインフォメーションへ行ってくれたが、すでに閉まっていた。

すると、母親がホームにいた若い男女に声をかけ「あなたたちはどこへ行くの?ヨークへ着いたら彼女たちがエジンバラ行きに乗れるように気をつけてあげて!」と頼んでくれた。

私は「ありがとうございました!ご主人によろしく!」と言うのが精いっぱいだった。
暗くなった駅で今頃、寒さに震えているだろうご主人のことを思うと申し訳なくて、切ない気持ちだった。

列車の出発までかなり時間があったので、若い2人は「自分たちはパブへ行くけど、どうする?」と声をかけてくれた。

12歳以下の子ども連れは、酒を飲む1Fにはいられない規則だった。
私たちは、2Fのファミリールームみたいな場所で待った。

このパブで飲んだホットチョコレートは、安くてとても美味しかった☆
寒さで凍えそうだったのに、見知らぬ土地で出会った優しい人たちのおかげで心も温かくなった!

ヨーク駅に到着後、2人にお礼を言って別れた。
すっかり遅くなり「お腹が減った!」という姪のために駅の売店で買ったサンドイッチは、今でも彼女が「あの時のサンドイッチをもう一度食べたい!」と言うくらい美味しかったらしい。

姪の母親である妹に心配をかけたくないので、「今日のことは、日本へ戻るまで秘密だよ!」と約束させた。
エジンバラのホテルへ戻ったのは、0時近かった。

それでも翌日、私たちは「昨日は大変な1日だったけど、おもしろかったね♪」と話した。
全く懲りない伯母と姪だ!
彼女は今、大人になり1人でアジア各地を旅行している♡

ロンドン・キングスクロス駅にある9と3/4番線ホーム