スノーヒル・マナー&ガーデン

バース滞在5日目。
美しいヒドコート・マナーガーデンを見学した後、移動中♪

スノーヒルへ行く途中、偶然ブロードウェー・タワーの横を通ったので、車を停めて写真だけ撮った。

車を駐車場へ入れたらお金を取られるし、塔を見学するのもお金を取られるはずだから・・
20年前は、土砂降りの雨で暗いイメージだったが、今日は雨じゃないだけマシ♪

ブロードウェー・タワーについて
タワーの高さは、17m。
ブロードウェーから約22マイル離れたウスターに住むコベントリー伯爵夫人が、自分の家からこの丘ののろしを見たいと思って、タワーの建設を支援した。
1799年、タワーであげられたのろしは、遠くからでもはっきり見えたという。
晴れた日なら近隣13の市町村から見えるらしい!

一昨日までスノーヒルに関して、何も知らなかった。
たまたま昨夜、テレビで『ナショナルトラストの裏側』という番組があった。
スノーヒルが舞台だったので、興味を持ったのだ。

私の運転技術向上のために、英国が狭い道をたくさん用意してくれている!(苦笑)
ナショナルトラストは、細い道が好きなんだろう・・

今日は対向車が動く気配がないので、私が下がった。
3台の車は次々に通過したが、最後の1台は小型車なのにグズグズしている!

「あんたの車より大きな車が通ったんだから、通れないワケないだろうが!」と心の中でわめきながら、すれ違うのを待った。

敷地の手前に駐車場があるけど、とにかく近くまで行きたい!
口は達者だけど、体力のないのが私・・
チケット売場の前にある駐車場は、わりと空いていたので助かった☆

レジへ行くと1人は応対していたので、もう1人の人の方へ行った。
緑色の入会申込書を出して説明すると「まあ、ステキ!」と言う。

「旅行ですか?英国に住んでいるんですか?」と訊くので、留学後に旅行をしている、と答える。
「もしかしたら日本人ですか?」と訊くので、そう、何で分かった?、と尋ねたら、「大阪に住んでいたんです」と言うので、ビックリ!

しかも9年間も!
ツレアイが日本人だそうだ。

「世界は、狭いですねぇ!」と笑っていた。
ホントにそう思う!

案内図を出して、「マナーハウスは制限時間があるので、この時間になるまで入れません。それまで庭を見学してくださいね」と言いながら、シールを貼ってくれた。

「マナーハウスの前にある小さな家を見てくださいね!彼は、そこに住んでいたんです」と教えてくれた。

マナーハウスまで徒歩15分かかるそうだ!
どんだけ広いの?
でも、すばらしい景色を楽しみながら歩くので全然、きついと思わない。

ベンチに座って眺めを楽しんでいた高齢カップルが、ニッコリ笑って「やあ!」と挨拶してくれた。
美しい風景への同意を求める言葉だと思う!

ステキなところですね♪と答えると、「本当にきれいだ!」と言う。
離婚大国で仲良く年を重ねる2人を見ると、うらやましくなる♡

空は、今にも雨が降り出しそうな色だ。
何とか帰りまで降らないでほしい・・と思いつつ歩く。

V字型の坂道になっている。
坂を上がっていくと左手に館が見えるけど、そこへ続く門は『出口専用』と書いてある。
一方通行にしているようだ。

大回りするように坂道を上ると、館への入口があった。

トイレがあったので入ってみる。
トイレオタクなので、どんなものなのか気になる♪
英国の古い屋敷内には見学者用トイレは、ほとんどない。

ナショナルトラストが管理しているだけあって、中はきちんと管理されている。
ただ、タンクが上置きの古いタイプだ!

コレは、紐の引っ張り方にコツがいる。
一気に引っ張らないと上手く流れないし、もし失敗すると、タンクに水が溜まるまで待たないといけない。

入口では、スタッフがシールに書いてある指定時間をチェックする。
建物の中は、とても薄暗い。

どうやら持ち主だったウェイドさんは、明るい照明が嫌いだったようだ。
ろうそくやランプしか使わなかったという。
ナショナルトラストは、寄贈する人の意向を大切にするから、それを守っているんだろう。

テレビで見た通り、所狭しと多種多様なものが部屋に並べられている!
ただ、説明がないので何がなんだか分からない・・

スタッフがいるけど、説明されたって専門用語は分からないから訊かない。
一部屋全部、日本のものが集められたところがあった。

いくさの陣営を再現したような鎧兜の武将たちが座っている周りに数人の立った武士、そして壁際には仏壇がたくさん飾ってある!

他の部屋にもあったけど、どうやらウェイドさんは仏壇が好きだったみたいで、飾り棚として利用している。

偶然、後から来た英国人がスタッフに日本ルームのことを訊いていたけど、スタッフも良く分からないと説明していた。

そりゃそうだろう!
仏壇を飾り棚にしているんだから・・

不思議だったのは、彼は世界中を旅行したわけじゃなく、ほとんどの品を英国内で集めたようだ。
コレは、たしかじゃない・・スタッフが説明しているのを聞いただけだから・・

靴のバックルばかりを集めた棚。
ステンレスなどない時代だから、シルバーなんだろうか?
手入れが大変そうだ!

自転車を集めたコーナー
自転車に乗れないので良く分からないけど、乗り心地が悪そうなサドルだ・・

楽器もたくさんある!
弦楽器は特に変わったものはなかったが、木管楽器は見たこともないクネクネしたものがあった。
どんな音がするんだろう?

家じゅうが収集物で埋め尽くされている!

食堂のテーブルには、大きな聖書が置いてある。
スペインのものらしいけど、何でこんなに大きくしたのか?もしかしたら盗まれないため?
これだけ大きいと、重くて持ち運びできないと思う!

スーツを着た男性は、解説ガイドだ。
彼がほかのゲストに説明しているのを聞いて、聖書がスペインのものだと分かった。

壁にはヘンリー八世の肖像画が掛けてあるから、彼の時代のものを集めているんだろう。
暖炉の傍のアーチ型のイスがステキだった☆

イスの陰になる場所にあった女性の肖像画も良かったけど、誰か分からない。
疲れたし、そろそろカフェでお茶でも飲んで帰ろうと、外へ出たら雨がかなり降っていた!

あちこちでスタッフに質問をしていた男性3人組もカフェへ行こう!と言って、外へ出た。
隣の建物を見てなかったので、みんなでゾロゾロ移動。

1階は居間と食堂

入ってすぐにロープを張ってあるので、狭い空間から中をのぞき見する感じだ。

別の階段で2階へ行くと、左側に祈りの場所、右側にバスルームがあった!

階段を上がるヘンなバスルーム。
階段の横に服を掛けるポールが立っていたけど、冬は死ぬほど寒かったと思う!

館の前には、段差を利用した庭がある。

ゆっくり見たかったが、雨が激しくなったので写真を数枚撮っただけ・・

左側が館で、右側が出口につながる小道。
どこかにカフェがあると思ったけど、それらしいものはなかった。

『出口専用』のゲートから出る。

来る時に眺めた美しい風景を反対側から見ながら歩く。
雨が降っていなければどんなにいいか・・

ギフトショップに入ってみたけど、カフェはない。
大阪に住んでいたという女性は、もう受付にいなかった。

私が出ようとしたら、1人だけいたスタッフが「今日は来てくれて、ありがとう!」と声をかけてくれた。
朝はイヤなことが続いて暗い気持ちだったけど、ここまで来て良かった!

帰り道、私の頭の上だけに灰色の雲がかかっているのを見た!
遠くの空は、青空が見える。
バースまで2時間かかる道なので、気を引き締めて運転する。

スノーヒル・マナー&ガーデンは、英国らしい風景を楽しめるステキなところだ!

観光情報
Snowshill Manor and Garden
Snowshill, Broadway WR12 7JU

スノーヒルへのルート