新羅時代の歴史遺産に事欠かない慶州だが、食べ物には恵まれない。(慶州の人、ごめんなさい!)
2度目の訪問ではネットで見つけたスンドゥブチゲの店へ行った。
週末だったせいもあるが、12時前なのに大勢の客であふれている!
タクシー運転手が順番取りをしてくれたので、外で待つ。
すべて床に座るテーブル席なので、母を壁際に座らせる。
真っ赤な鍋を見た母は、「ムリ!」と言うので、白スンドゥブを注文。
白スンドゥブが先に来た。
おぼろ豆腐が入っているだけで、しょうゆダレで食べるので辛いものが苦手な人でも大丈夫♡
私と運転手のイムさんは、スンドゥブチゲ♪
メインが来る前にテーブルに並ぶおかずをサッと撮影する。
日本語が通じない人なので、手をつける前に写真を撮りたかった。
観光客が写真を撮るのは分かっているので、一瞬手を止めてくれる。
無料のおかずだけでも、いろいろあって美味しい☆
ふと見ると、隣のテーブルの人たちが、サンマの塩焼きを追加しているのでビックリ!
日本だったら、サンマだけで定食のメインになるのに、タダとは・・
魚好きな母とイムさんが分け合って、キレイにサンマを食べた。
お替わりを頼もうとするので、いらないよ~!と断る。
ご飯もおかずもあまり食べない私にイムさんが「口に合いませんか?」と心配そうに訊く。
そうじゃなくて、熱くて食べられない、と説明するのが大変だった・・
スンドゥブチゲのスンドゥブは漢字で『純豆腐』と書く。
石臼で挽いて作るおぼろ豆腐は、大豆の味が濃くて本当に美味しい☆
そして、スープに海老やアサリなどの海鮮が入っているせいか口に合う!
この頃は、まだ辛いものがダメだったので、少しずつしか食べられなかった。
イムさんは熱いスンドゥブチゲに手早く生卵を落としてくれる。
熱いスープをものともせずパクパク食べて、途中からご飯も投入♪
私も母ものんびり食べる♪
日本でもスンドゥブチゲの素が売られるくらい一般的なメニューだけど、おぼろ豆腐がこんなに美味しいものは初めてだった。
写真の器は、飛び散ったスープが付いて見た目が悪いけど、グツグツの状態で運ばれてくるので、こうなる!
スープが美味しいので、ほとんど完食した♡
ご飯やおかずはあまり食べられなかったけど、チゲの美味しさに大満足!!
私にとっては世界一美味しいスンドゥブチゲの店だ☆
記事を書くためにグーグルで検索したら、今はイス席がたくさんあり、高齢者にも優しい店になっている。
良く行く韓国家庭料理店の店主ミンジョンに、「あなたのスンドゥブチゲは、世界で2番目に美味しい。いちばんは、慶州メットルスンドゥブ!」と言い続けていたので、彼女は悔しがって慶州へ食べに行った。
ところが、同じ名前の店が大陵苑の近くにあるので、間違ってそっちへ行ったらしい。
「おかずは美味しかったけど、スンドゥブチゲが美味しくない」と言っていた。
私もそう思う!
3度目に職場の人たちと慶州へ行った時、やはりガイドが間違って違う店を予約していた。
バスを降りて、違う店だと分かった時は本当にガッカリ・・
名前は同じでも、味が全然違う!
当時のメットルスンドゥブ店内のようす
コレはコレで趣きがあるが、足腰の悪い人は利用しにくいのが難点・・
名前 맷돌순두부
住所 경상북도 경주시 보덕동 북군2길 8
맷돌순두부へのルート