優れた医師とは?

ウェールズの首都カーディフで半年間、語学留学した。
暮らしたのは、学校から徒歩15分くらいの距離にある学生寮!
【関連記事】レジデンス(学生寮)って、どんなところ?

私がブランチを食べ終えた頃、フラットメイトのパウラが早めのランチを作りにキッチンへ来た。

彼女は、学校へサンドイッチを持って行くのがイヤみたい。
荷物が増えるし、ゆっくり食べられないから・・

「イタリア人は、2時間のランチタイムを家族と一緒に食べていたというのは、本当なの?」と訊いてみた。

パウラの家は、お父さんが家庭医だったから、ランチをいっしょに食べたことはなかったらしい。
「そうか、お父さんも医者だったんだ!」と納得☆

彼女の宗教への疑念や優れた判断力は、父親から受け継いだものなんだろう♪
日頃の食事は、母親とその父である祖父と兄弟が揃って食べていたそうだ。

彼女が父親を失ったことで、病院での仕事に見切りをつけて留学を選んだのは、そういうことだったんだと思う。
父親と同じ一般医の道を進まなかったことを後悔していると言う。

お父さんが現役の時は、話だけして帰る患者もいたそうだ。
それこそが、本当に優れた医者だと思う!

薬なしで気持ちを楽にしてあげられるなら、それが最高の医療だろう☆
引退した後も、元患者たちがお父さんを懐かしがって話をしに来ていたそうだ。

パウラは、一般医にならなかったけど、アフガニスタンの戦場で医師として働いた。
爆弾や銃で半身を失った人や、両足を失った13歳の男の子の話は彼女の実体験だから、貧弱な英語能力の私でもショックを受ける!

戦場をくぐり抜けた医師だから、私のヘタな英語にも辛抱強く接することができるんだろう☆
パウラと知り合えたことは、私にとって宝物だ!

一般医General Practitioner(ジェネラル・プラクティショナー)は、日本ではなじみがない言葉だろう。
一般医は、もっとも広範囲な医学知識を必要とする、むずかしい仕事だと思う。

英国では、病気になってもすぐに大病院へかかることはできない!
最初は、地域で登録したGPと呼ばれる一般医のところへ行くことになる。

医師の診断で、さらに検査が必要となれば、大病院へ紹介状を書いてもらう。
重要な振り分けをすることになるGPは、医師の資格を取った後、数年の経験を積み、さらに研修を受けないといけない。

専門のことしか知らない専門医は、弊害の方が多いと思う!
自分の守備範囲しか分からないから、一般医なら簡単に分かることでもたらいまわしにする!

日本のように、医療知識のない一般人が、自分で判断して医療科目を選ぶやり方は、おかしい。
私も若い頃は、大学病院がいちばんだと思っていたけど、間違っていた。

あくまでも医師を養成するための機関だから、よほどのコネを持たない限り、上級の医師には診てもらえず、ハズレに当たる可能性が高い!
優れた一般医を家庭医に持っていれば、安心だ♡

ヨーロッパでは、COVID-19感染者が増えて、再び行動規制が強くなっている。
日々、病院で働くパウラたち医療従事者に、感謝の気持ちを届けたい♡