Y Sgwar 【後編】

語学学校終了後、帰国まで22日間のドライブ旅行で最初に選んだ宿、Plas tan-Yr-Alltは、スノードニア国立公園の近くにある。

とても人気がある宿で6泊できたのは、とても運が良かった!
宿の部屋や環境、朝食どれもすばらしい☆

人気の秘密の1つは、朝夕2食付きプランの夕食だろう♪
Plas tan-Yr-Alltは、3部屋だけの小さな宿なので夕食は出さない。

夕食は宿があるトレマドクの村のレストラン『Y Sgwar』で食べることになる。
最初の2回分の夕食とレストランの紹介は、こっちを見てね♪

レストランへ入ると、今日は女性スタッフがやけに多い!
もしかして今日は、フットボールかラグビーの試合があるのか?

これは冗談ではなく、ウェールズの人にとってフットボールとラグビーは宗教みたいなものだから、大いにあり得る。

玄関ドアを開けたら、暖炉の前の席にたくさんの人がいた!
顔見知りみたいに挨拶してくれる人もいる。

3日目の食事は、メニューを決めるのに悩んだ。
もう一度食べたいものと食べたことがないものの組み合わせがむずかしい!

ムール貝を食べたいけど、あれを注文したらメインが入らない。
ほかにも食べてみたいものがたくさんあるから困る・・

ホタテと豚肉という珍妙な取り合わせの前菜と鴨に決定。

ホタテは絶妙の火の通り加減でとても美味しい!!

野菜の中に何かイヤな味のものが入っていて食べられないのが残念だった・・
たぶん私がキライな香草を使っているんだろう。

豚肉はカリッと焼いてあってなかなか美味しいけど、いっそホタテだけの方がいい!

鴨はコッテリしたグレイビーソースみたいなものがかかっていて、見ただけでお腹いっぱいになりそう。

しかも骨付き肉なのでふつうのナイフじゃ切れない!
ロンドンのルールズを思い出した・・

ため息をついていたら、中年のプラスサイズの女性が「はい!」と肉切りナイフを渡してくれたので、グッと食べやすくなった♪

やはりベテランのスタッフは、目の配り方が違う☆
翌日は、私に慣れてきたのか手が空いた時に、いろいろ話をしてくれた。
彼女はウェールズ語を話せると分かった!

食べにくい部分は初めからパスしてザッと身を食べて、ジャガイモといっしょに残した。
今日もデザートはパス・・

4日目は、再びムール貝のワイン蒸しを食べたいので、チップスと一緒に注文したら、とてつもなく大きな皿で出てきた!

ビールを飲もうと思ったら、地元のサイダーを勧められたので飲んでみることにする♪
残念ながらアルコール度数が高くて、あまり飲めなかった・・

甘いものを食べたいのでデザートも食べる。
チョコプディングとバニラアイス♡

5日目は、海老の天ぷら醤油味のチリソースというワケの分からない日本料理もどきとチキンの胸肉料理を注文。

天ぷらは、フリッターみたいなものでチリソースは甘酸っぱくて美味しい!
天ぷらにホタテ貝のソテーの時と同じ刻んだ野菜がのっているが、その中にキライな香草が含まれているから、そっと除けて食べた。

チキンは胸肉がドカンとのっていて下はジャガイモと野菜を敷いてある。
何なのかよく分からない野菜だけど食感はタケノコみたいな感じのものがあり美味しい!

毎度おなじみの茹で野菜も添えてある。
ブロッコリー、ニンジン、インゲンだ。
ソースの味が濃いので、茹でただけの野菜が中和してくれる。
ジャガイモと茹で野菜を少し残しただけ!

タクシーを呼んでもらったら、今日は10分かかると言うので、暖炉の傍に座って待つことにする。
すると、ソファに座って飲んでいた初老の男女が話しかけてきた・・

「あなた、今日カーナヴォン城へ行ったでしょう?」と言うのでビックリして、何故知っているの?と訊くと「あそこであなたを見たから・・服装が目立つから覚えていたのよ。レストランで見て、あの時の人だ!って思っていたの」と言う。

不思議な縁だ!
それにしても私って、目立つのか?

女性はマンチェスターから、男性はコンウォールから来ていると言う。
私が半年間、英語の勉強をして帰国するところだと言うと、「1人でドライブ旅行なんて、勇気がある!」と驚いていた。

声をひそめて「私たちは英国人だけど、彼らが何を話しているか全然、分からない・・彼らはウェールズ語でしゃべっているから!」と言う。
そう言われると、トレマドクの人たちはウェールズ語で話す人が多い!

「遅くなって、ごめん!」と言いながらタクシーの運転手さんが入っていたので、2人に会話のお礼を言って別れる。

今夜は大型タクシーだ。
後ろのドアを開けてもらい、中へ入ろうとしたら誰か座っている。
若い女の子が「は~い♪」とあいさつした。

運転手さんが助手席に座ったので、えっ?と思ったら、運転席には女性がいた。
どうやら、どこかへ出かけていた娘さんと孫娘を迎えに行っていたようだ。

わずかな距離だから、あまり話せなかったけど、どうやら運転手さんと一緒に暮らしているらしい。
宿に着くと、「バイバーイ♪」と窓を開けて、みんなで手を振ってくれる。
明るくて親切なウェールズの家族に会えて楽しかった☆

最終日の6日目は、最後にムール貝をもう一度食べたいと思う一方で、ステーキも食べたい!
ここのステーキなら間違いなく美味しいだろう♪

値段が高いけど、他のものを食べなければ同じくらいだ。
ウェールズの牛肉はスコットランドの牛肉と並ぶ高級品だ☆
ウェルッシュビーフステーキ350gに挑戦!

茹で野菜3点盛りは、ニンジン、ブロッコリー、インゲン。
バケツに入ったチップスと4種類のソースから選んだペッパーブランデーというソースを入れた器、そしてステーキが来た!
チップスと玉ねぎリングが巨大なのでステーキが目立たない・・

ステーキは、玉ねぎを甘く炒めたものが添えてあってとても美味しい☆
肉はフィレだから硬くて歯が折れる心配がないし、何より味が良かった。

これまでカーディフで食べた肉は、どうしても臭みがあったが、これは日本の肉と同じようにちゃんと処理しているんだろう。
ミディアムレアの焼き加減もちょうど良かった!
350gのフィレをペロリと食べてしまったので、自分でもビックリ!!

茹で野菜は残さず食べたが、チップスは半分残した。
ケーキに未練があるけど、絶対にムリ・・

トレマドクの村のレストランは想像以上の美味しさで毎日、私の胃袋を満たしてくれた♡

トレマドクを通る時には、ぜひ立ち寄ってみてほしい!

店舗情報
Y Sgwâr
12-16 Market Square, Tremadog, Porthmadog LL49 9RB

 

Y Sgwârへのルート